一級建築士のひとりごと
2023/06/19
地形を活かす・丘の上の家
設計リーダーの森井です。
丘の上の家
斜面に家を建てることはとても難しいのです。どのように斜面を使うのかが課題になります。斜面を造らず擁壁を造り地面を平らにすると敷地も広がりますが、造成に費用がかかりますし、2M以上の高低差があると擁壁の上に家がそそり建った感じになり圧迫感が出てしまいます。もともとの樹木や地形を活かして建物をつくると、新しい建物も緑に馴染んで景色になります。
景色が良く明るい、目線も気にならない、風が抜けるなど、斜面のメソッドはたくさんあります。周りは梅畑でバルコニーからの景色は素晴らしいも物になりました。手前に車を置いて、緩やかな階段を上がるアプローチになりますが、緑の中に吸い込まれる感じが毎日を楽しませてくれます。
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