05 | マテリアルスタイル
コスモホームのマテリアルスタイルとは?
自然素材でずっと健康で
居られる家づくり
天然の素材でいつまでも健康に安全に
天然素材のセラミックボード
「モイス」
モイスは、居住者の健康と安全のために
開発されたボードで、
人や環境にやさしい素材です。
コスモホームでは、内壁材や外壁下地材としてMOISS(モイス)を使用しています。
モイスは、「モイスチュアー・MOISTURE」(湿り・水分・潤い)を語源とした、天然の「鉱物・バーミキュライト」が主成分のセラミック状のボードです。耐力性、防耐火性、調湿性等、様々な強さを持つモイス。他にもシロアリによる食害排除や、気密性の高さによる省エネ性、遮音性など建物の耐久性や居住性を向上させます。
またその優れた調湿性能でシックハウスの原因となる化学物質を吸着・分解します。
また燃えない、腐らない、シロアリの蝕害を受けないという特性に加え、将来役割を終えて廃棄された後は土壌改良剤として生まれ変わる、人や環境にやさしい素材です。
モイスの特徴
モイスは、居住者の健康と安全のために開発されたボードです。
大きな特長として、調湿性、ビスの高い保持能力、優れた加工性、
曲げ性能、TVOCの吸着・分解、資源循環型建材が挙げられます。
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01調湿性・抗かび性
住まいの大敵となる湿気や結露もご安心ください。
モイスはアルカリ質で調湿性があるため、アトピーや喘息の原因となるカビやダニの発生を抑制します。 -
02ビスの高い保持力
従来の内装ボードにはないビスの保持能力、耐力とタフネスが無接着材工法を可能にし、施工段階で接着材を使用する必要はありません。
また、間接照明や絵を壁に取り付ける時も下地の補強が必要ありません。 -
03防耐火性に優れた安全性
無機材料で構成されているMOISSは、優れた防火性能を発揮し、煙や有毒ガスを発生しません。建築基準法に基づく法定不燃材の認定を受けているので、その耐火性はお墨付き。木のような加工性と性能をもちながら、燃えることがないのです。いわば「燃えない木」なのです。
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04優れた加工性・曲げ性能
モイスはバーミキュライトの効果により、セラミックでありながら粘り強さがあるため木材のような加工性を有し、現場でも簡単に加工できます。
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05有害物質(ホルムアルデヒド)の吸着・固定化
モイスは無機材料で構成されているため、材料自体から有害物質を発生することはありません。
また、他の建材や家具等から出る有害物質(ホルムアルデヒド)を吸着・固定化します。 -
06資源循環型の機能建材
主成分は天然の粘土鉱物。
粉砕して土と混ぜれば再び、ケイ酸肥料として使用できます。
パッシブソーラーシステム
「そよ風」
深呼吸をしたくなるような室内の温熱環境を四季を問わず実現します。
コスモホームでは、「そよ風」というパッシブソーラーシステムを採用しています。
暮らしの中で重要な温熱環境。近年の厳しい夏の暑さや、大雪に見舞われるほどの冬の寒さ。そんな今後も読めない自然の変化の中で、どのようにして室内を快適な温熱環境にしていったらいいか。
年間を通じて、石油エネルギーや電気をなるべく消費せずに整えられたらと考えます。
そんな想いに応えてくれるのが、太陽の熱を利用したパッシブソーラーです。パッシブソーラーシステム「そよ風」は、思わず深呼吸をしたくなるような室内の温熱環境を四季を問わず実現します。
特別な機械装置を用いずに建物のしくみやそれ自体を活用して太陽エネルギーを床暖房に、そして家全体を換気するシステムです。
「そよ風」のしくみ
誰にとっても良い温熱環境をつくります
冬場は屋根面で集めた太陽熱(空気)を自動的に室内に取り込み、ファンで床下に送り込みます。基礎のコンクリートを時間をかけてゆっくりと暖め、蓄熱します。
そこで暖められた空気は床下一面に広がり、やがて床の吹き出し口から室内へ放出されます。室内へと出てきた空気は、さらに家中に広がり、家全体を満たします。
一日中ぽかぽかとした陽だまりのような暖かさを得られます。
夏場は、昼間の暑い空気を室内に取り込まず、屋根の上で排気し、小屋裏が熱くなるのを防ぎます。また、エアコンの冷房で冷やされた空気をダクトを通じて家中に広げることができます。そして夜間に屋根面で起こる放射冷却を利用し、冷気を床下に取り込んで蓄え、室内を冷やします。
一日中ゆっくり空気が動き、少しずつ換気が行われ、新鮮な外気がゆっくりと取り込まれるので、健康にも良く、高齢者だけでなく誰にとっても良い温熱環境をつくることができます。
冬のしくみ
家全体が陽だまりのような自然な暖かさに
昼間、軒先から入った外気は、屋根の内部を上昇しながら太陽熱で暖められ、ガラス面の下ではおよそ60℃に達します。
この暖気が、取り込みファンによってダクトを経由して床下に送られ、基礎のコンクリートに蓄熱されます。コンクリート内の熱は時間をかけて放熱されるため、夜間でも床表面温度は平均で20~25℃、室温もおよそ15~20℃と、家全体が陽だまりのような自然な暖かさに包まれます。
夏のしくみ
涼風を取り込み家の中の涼しさを保ちます
通常、夏の室温は夕方になっても高いままで推移し、なかなか下がりません。でも、夜になると外気温が下がり、室温より低くなると、「そよ風」は冷たい外気を自動的に室内に取り込みます。また、夜になると金属屋根は冷たくなります。
これは放射冷却現象と言われるものです。この現象を利用して、冷たくなった金属屋根の下側を流れる涼風を取り込むと同時に家の中に涼しさの蓄熱を行います。
コスモホームのモデルハウスにも設置していますので、ぜひ一度、体験してみてください。
ソーラーシステム
《そよ風》の6つの特徴
《そよ風》を住まいに採用して誰もが驚くのは、その室内の快適さです。
蒸し暑い夏には目覚めると草原の爽快感、厳しい冬の夜には陽だまりのぬくもり。
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01システムがシンプル
《そよ風》の部材は大変シンプルにできています。
かさばらず小屋裏空間が広く利用できます。また家の規模によって、機材・部材の組み合わせを変えることができるため、費用も経済的です。 -
02設置計画や施工が簡単
《そよ風》は小型軽量部材の組み合わせによって構成されているため、配置計画や施工が簡単です。
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03メンテナンス・機材交換が簡単
工夫を凝らした機材設計により、メンテナンスや機材交換が簡単です。
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04夏に室内が暑くならない
従来の空気集熱式ソーラーシステムでは、夏の排気を屋内にあるファンボックスを通して行うため、夏に室内が暑くなります。「そよ風」は、夏の日中の排気を屋根の上で行う構造のため、室内が暑くなることがありません。小屋裏も部屋として利用することができます。
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05家中の温度を平準化できる
循環機能温風・涼風の取り入れ時以外、循環機能を働かせることができます。
この循環機能により、夏冬を問わず、家中の温度を平準化することができます。 -
06暖房・涼風・循環ができる
「そよ風」は暖房・涼風・循環の機能が標準で付いています。
またオプションでお湯採り・融雪機能を設けることも可能です。
木造軸組工法
コスモホームでは、柱・梁に集成材角材と、
壁にはモイスを使用した木造軸組工法を基本にしています。
柱・梁
木造軸組工法とは、
建物を柱と梁で支える日本古来の建築工法です。
地震や強風による建物の揺れを、緻密に組み合わせられた木材が吸収・軽減し、建物の損壊を最小限に抑えます。
また柱や梁には、複数の木材を積層状に貼り合わせた集成材を使用しています。一般的には、無垢材の方が強いと思われがちですが、1本の木材をそのまま使う無垢材に比べて、複数の木材を貼り合わせた集成材の方が、より乾燥された状態で建築されるため、建物完成後の反りや狂いが少なく、耐震性にも優れています。さらに間伐材や小径材を活用でき、大きさを自由につくることができるという利点もあります。
これらの材料は、工場で一括管理して加工されるので寸法精度が非常に優れています。
加えて、柱・梁の接合部には金物を使用するため、職人の技術差によって家ごとに仕上がりや強度の面で品質のバラツキが出てしまうことはほとんどありません。
金物工法
環境に優しく高い耐久性を発揮します。
構造部材の接合部分には、安定した集成材の性能を十分に発揮させるために、柱と梁、土台と柱などは、全て金物を用いて、しっかりと結合しています。
金物を使用することによって、木材を削って接合する従来の工法に比べ、出来る限り木材を削らずに結合できるため、より木材と木材の接合部が強固となり、耐震性を高めることが可能です。
使用する接合金物は六価クロムなどの有害物質を含まず、環境にやさしい金属表面処理が施された高耐食性の防錆仕上げです。また、木酸による金属の腐食を防ぎ、高い耐久性を発揮します。
この木造軸組+金物・モイスにより、地震や台風の脅威から家族の安全と財産を守る高い耐震性能を備えつつ、コスモホームの特徴でもある、開放感のある間仕切りの少ない間取りや梁をそのまま見せた木に囲まれた心地よい空間が生まれます。