私の履歴　(2)　｜名古屋の工務店｜注文住宅・木の家が得意なコスモホーム

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一級建築士のひとりごと

2023/04/25

私の履歴　(2)　

設計リーダーの森井です。

今回も私をもっと知ってもらう内容です。

私の履歴(2)　森井の個人的な内容ですので家づくりについての内容とは関係のない情報ですが、面白そうだと思う方は読んでください。

2002年の家族

私の履歴　(2)

■１級建築士

家族が4人になりしっかり稼げる男になるため１級建築士の勉強を始めます。

１年間日曜日は学校に通い勉強しました。しかし一次試験の学科で不合格。学費も60万かかっていましたので気持は落ち込みます。そして２年目も学校に通います。勉強のコツも少しわかり学科を合格する事が出来ます。ところが得意であった製図の試験でまた落ちてしまいます。子供の可愛い時期の2年間を試験に取り組んできましたので、もう何もやる気の出ない落ち込みでした。そんな時、妻がここまでやったのだから、設計の仕事をしていきたいならもう一年がんばってみたら。学費は私が何とかするからと言ってくれました。そして３回目で合格することができました。学費も100万以上かかり妻の協力もあって１級建築士になれました。

私が中学の時に建築士を志しぶれることなく建築の職業にすすみ建築士の取得まで出来た事はこれまでの人生で、マイナスや悔いもありましたが、すべてがプラスに変わったそんな気がしました。2001年

１年後、お世話になった設計事務所から次の段階へ上がろうとそこで私は１５年間務めた設計事務所を卒業します。

2012年の私

■コスモホーム入社2003年

私の目標は自分で設計事務所を立ち上げる事でしたが、その前に施工のネットワークを持ちたいと工務店で働く事を決めます。太陽熱を床暖房にするエコな家づくりをしている会社に以前から興味を持っていました。それが今勤めていますコスモホームです。私の経験ならすぐに来なさいと先代の社長が言ってくれました。私が３７歳の時です。ただし工務店は先ずは仕事をとらないと設計の仕事もないから営業として君の力を発揮してほしいと言われました。これも勉強と私はそれを受けます。

■営業

そこから私の仕事のやる気度の下がる時期なります。当時の会社は社員のほとんどが営業です。そして私は営業の難しさにぶつかります。社内の設計の仕事は外注の人が図面を書いていました。どうして自分が設計の仕事ができないのか、自分の方が適任であるのに、自分のやりたかった仕事はこれなのかと思う日々が続きます。結果を出さずに辞めるのは逃げ出したようで嫌でした。そして自分で契約したお客様の設計には携わるようにして設計力を会社にアピールしていきます。

入社２年過ぎたところで私の名前でコスモホーム内に設計事務所登録を行います。

営業兼任ではありましたが設計の仕事に就ける環境に感謝し、仕事に対するやる気は上がっていきました。

■設計の仕事

それからの仕事は、社員みんなで一軒一軒、アイデアを出し合って家づくりを行う仲間との達成感がありました。その姿勢がまたお客様に感謝されます。設計事務所で図面だけを書いている時よりもずっとおもしろい。ひとりで設計事務所を立ち上げる事に意味があるのだろうかと思いコスモホームで頑張りたいと思います。それが入社４年目です。

2012年くらい

■会社で設計の取り組み

2006年に建築家の伊礼智先生の設計教室に通いました。初期段階の伊礼設計スクールで当時話題の9坪ハウスの見学をはじめ、ディテールの標準化などを教わりました。2011年のコスモホームのモデルハウス10坪ハウスはコスモホームのベーシックな住宅として基本になり多くの完成物件を作っています。

建築家秋山東一先生との出会いによって、スタンダード住宅の考えや設計作法を教わります。ブログにも書いていますが、秋山設計道場は13年続いていまして現在も私は設計修行をしています。

■現在

私は設計リーダーだけではなく統括という立場で働いています。仕事をうまくできていなかった入社当時は、やらされている気持でやっていたと思います。今は社内をいつもやる気ムードにしていくことが私の仕事です。営業時代の経験は今活かされていると思いますし、その時期があったから今の私があると思っています。これからは若手の育成も私の仕事です。社長と私が中心にデザインしてきたコスモスタイルを若手に伝えて行きたいと思います。

2020年の家族旅行