一級建築士のひとりごと
2023/04/13
不動産ミステリー「変な家」
設計リーダーの森井です。
昨年読んだ本の話です。
「変な家」と言う飛鳥新社から出ている本知っていますか。著者は雨穴と書いて、うけつと読みます。どうして私が手に取ったかと言いますと、表紙にリアルな住宅の平面図が書いてあって、
変な家のタイトル
そして帯に
あなたはこの間取りの謎が解けますか？
この家何かがおかしい。
ネットで100万回読まれた不動産ミステリー
と書いてあったのです。不動産ミステリーって聞いたことがなかったし、建築的にまじめにプランの違和感を考える本かと思い本屋で購入したのです。
ところが、フィクションのミステリーでした。期待せずに読み始めたのですが、これまでにない建築素材をテーマにしたおもしろい本でした。平面図を見ながらなぞ解きをするミステリー小説はこれまでありませんよね。専門家的には突っ込みを入れたいところが、何か所もありましたがおもしろかったです。
この本の次回作があれば、私とコラボしたらもっと面白くできるのにと思いました。
話し来ないかな(笑)
あらすじ
知人が購入を検討している都内の中古一軒家。
開放的で明るい内装の、ごくありふれた物件に思えたが、間取り図に「謎の空間」が存在していた。
知り合いの設計士にその間取り図を見せると、この家は、そこかしこに「奇妙な違和感」が存在すると言う。
間取りの謎をたどった先に見たものとは……
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