2023/04/11
建築巡礼②フランスのル・コルビジェのロンシャンの礼拝堂へ行った時の話
設計リーダーの森井です。
日常の設計業務をブログにすることが多かったので、これまでにたくさんの名建築を見てきたのでそういう事も紹介していこうと思います。
今回は「建築巡礼②」ロンシャン礼拝堂です。サヴォア邸に続きこの建物も建築家のル・コルビジェの設計です。
2019年にコスモネット海外視察スイス・フランスの旅で行きました。コスモホームの代表鈴木が中心になり企画した名建築を建築家の秋山東一先生と一緒に視察する旅です。
建築家のル・コルビジェは世界の三大建築家の一人で知っている方も多いと思います。
1887年から1965年に活躍した人物でなくなってから58年たちます。
建築家・秋山先生と
建築の職業を志した若い時から見たかった建物なのでとても興奮して写真を撮ったことを思い出します。ロンシャンの礼拝堂は1950年に設計が始まり1955年に完成しています。今から68年前、コルビジェが68歳の時です。
ロンシャンの教会と言われますが、正確には礼拝堂です。ミサや礼拝の宗教的な儀式を行う場所として範囲を限定しています。構造は石造ではなく鉄筋コンクリートを使っていますが、当時は珍しいことでした。建物は曲線を多用した彫刻的な造形で、ファサードは蟹の甲羅を形取ったとされる独特な形です。どんなふうに図面をかいて当時この形ができているのか、建築の業界の人間として驚きました。うねった屋根にそれを浮かせるように支えるコンクリートの塊、その厚い壁にランダムに彫り込まれた開口部よりステンドグラスが神秘的な空間にしていました。
この建物はコルビジェの晩年のものです。サヴォア邸の時のような近代建築の五原則によるものではなく生き物のような曲線の建物です。この建物の完成から10年後南フランスのカップマルタンで海水浴中に心臓発作で、77歳で死去しています。今回もマニアックな話になってしまいました。最後まで読んでいただいてありがとうございます。
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