2022/07/22
家づくりの大事なコンセプトを軸に【森井部長へインタビュー〈前編〉】
こんにちは。
ライターTです。
設計の森井栄年部長へのインタビューをお届けします。
コスモホームの施工事例の写真を見ていると、どれも素敵で思わずいいなぁと幸せのため息がでます……
どうしてこんなに素敵なのか?ホームページのキャッチコピー「考えぬいた家づくり」ってどんな家?などなど、率直に質問させていただき、たっぷりお話を伺いました。
どうぞご覧ください。
家づくりの大事な考え方を軸に、時代に合わせた変化を取り入れる
——ホームページや施工事例を拝見して、本当に素敵な家がいっぱいだなと感じます。キャッチコピーの「考えて。考えて。考え抜いた家づくり」とは、どんな家なのでしょうか?
森井部長(以下、森井):一回一回すごく考えてというよりは、コスモホームが大事にしている考え方のルールに基づいて分析したり、お客様の考えを活かしたりすると(どの家も)自ずと形はでてきています。
例えば敷地に入って「一番気持ち良い場所はどっちかな」って、「あ、こっち側に抜けがある」って。カタログ等の本や鈴木社長の話でずっと伝えている話ですが、それが何カ所あるかなっていうのを見たり。
だけど方位っていうのは変わりませんよね、朝日が昇って夕方日が落ちて。南っていうのが大事なもんだから、方位っていうのを意識するのと、抜けがあるっていうのを意識するのと。ほぼ一致してるとき、ずれてるとき。それを敷地に合わせて考えます。
なので、方位、景色、道路、車をどうとめるか、優先順位を組み合わせていくと、このへんにこう建てるのが一番良いかなあっていうようなことを考えていくので、考え抜くというよりは分析する。その敷地を読みとるっていうことで、コスモホームの設計の考え方の6つの要のルール(①敷地を読む ②窓の役割 ③空間の力 ④居心地のいい場所 ⑤家事を楽しく ⑥雑木林に住む)にはめていって、配置を導き出します。(建物の)中の収め方は、いつもの建物の高さとか、天井高とか、いつもの階段ユニットとか、いつも同じ考え方でやっているので、同じような「家」になっていく。
——同じ考え方っていうのは、どのような内容ですか?
森井:ここ20年は鈴木社長と僕二人が基本的な考え方をやっているので、それはだいたい一致していて、設計でいうと「6つの要」です。そこを通して、コスモホームの家は全部その考え方でやっているから、同じ完成度のものでできている。
——20年継続されているんですね!
森井:もっと良い方法はないかっていうことをやってきているので、いい意味で変わってきていると思いますけどね。だけど、設計的な大事なルールって言うのはあんまり変わっていない。「6つの要」が20年前からあるわけじゃなくて、10年~15年くらい前に鈴木社長がそれを整理しました。
——なるほど。
並行してだんだん変化していったのは、どういう変化でしょうか?
森井:コンセプトや考え方自体は変化しないんだけど 設計テクニックであるとか、素材であるとか、そういうものは変わっていく。より良い商品、良い物を見つけてそれを取り付けるとかね。前は合板を壁に張っていたけれど、モイス(天然素材の内装材)に変わっていますよね。
——モイスはいつ頃から採用しているんですか?
森井:15年前くらいかな。
(以前のカタログを見ながら)入社1~2年の家はこういう合板の家だったんですよ。だけど見た感じのスタイル、外はそんなに大きく変わらないでしょ。中は、合板が、自然素材で呼吸はするし、面白いなって思ってやってたけど、こういう良い合板がなくなっちゃって。構造用合板だから構造用に使うものであって、仕上げに使うものではなかったんですよ。だから、いいものがないかなって探してモイスになった。時代と共にいろいろ研究して、変わってくるって言うのはそういうことです。設計の考え方を変えたわけじゃなくてね。
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前編はここまでです!
続く中編では、暮らし方提案などについて詳しく伺います。お楽しみに!
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