2008/04/18
暮らしを極めるリラックス空間
家を建てよう
結婚して3年は、社宅暮らし。共働きだったのでこれで充分。
安い家賃で住んで、その他の人生にお金をかけよう♪と気楽な日々。
3年目に長女を妊娠し、妻が退職。出産を機に社宅内のママ達と交流を持つようになり、
皆、狭い社宅での子育てにストレスを感じていて、
マイホームを具体的に考えていることを知り、ちょっと家づくりの夢がむくむく。
そんな時、転勤で引越するママ友達に「持ち家を買わないか?」と
冗談半分に誘われ、ほとんど冗談でお宅を見に行く。
聞いていた通り、昭和中期のサザエさん家のような旧い平屋。
まさかとは思ったが、北国育ちの妻の
「一生に一回、平屋に住んでみたい」という夢が叶ってしまうことに。
ギシギシと音がするような新居でしたが、階段がなく、長い廊下のある平屋は
ハイハイ~ヨチヨチ期の子育てにはもってこい!
ママ友達にも好評でお客の多い家でした。
あちこち手を入れながら、この平屋に住み続けたいなーと思っていました。
ちょうどその頃、東海地震なる情報が出回り始めます。
守りたい家族が増えていたこともあり、このままじゃヤバイと
試しに市があっせんしている「住宅耐震強度測定」を依頼。
結果は予想を上回る最悪の評価。あちこち補強をする見積りを見て、
気休めの改築をするくらいなら、もう建て替えよう。
そう決めてから3年ほど、いろんな住宅展示場を回っては
「何だ、この生活臭のしない超贅沢モデルハウスは!」
一歩入って「この家、なんかくさい・・・」
大手ハウスメーカー全てを却下するのに、そう時間はかかりませんでした。
そして工務店を回り始めます。そこでふと思い出したOMソーラーの家。
どこかのチラシを見て、夫が興味を持っていたシステムでした。
OMの工務店を見て回るうちに、コスモホームと遭遇。
「うっ!この家、今まで見たことないぞ」一歩入って「木のいい香り!」
「何なんだ、このセンス!!いいじゃん。すごくいいかもっ」
そして、その頃にはあんよを始めていた娘が、いくつも見て回ったオープンハウスの中で
コスモの家でだけはなぜかいきなりゴロゴロと寝転がって遊ぶのです。
それ以降、コスモのオープンハウスを訪れるたびに必ず起こる現象なのでした。
ふたりの想い
コスモとの出会いから、実は軽く5年は超えている我が家。
長男がお腹に入って、いよいよ設計を依頼しようということに。
環境にも人にも優しく、経済的。そして他のOM工務店とは一線を画するコスモのこのセンス。
提案力。全幅の信頼をして、依頼したのでした。
が、ここでまた一波乱。
妻のいわゆる「マリッジブルー」地元の工務店さんにかなり本気な浮気心が。
コスモでとっくに腹が決まっている夫。
コスモの良さはわかってはいても揺れに揺れまくりの妻。
2人の意見の激しい闘いは、ときに社長、設計の森井さんの前でさえヒートアップ。
2人のバトルは妥協点を見い出せずに暗礁に乗り上げたと思われました。打合せもストップ。
その長い長い期間、社長や森井さんは「いや、そこは是非コスモで!!」とゴリ押しする様子もなく。
妻の不備点、不安に思っていることをじっくり聞いて、
こちらの求めに応じてひとつひとつ、解消できる提案をしてくれたのでした。
妻のマリッジブルーも、長男の出産を機にパァーッと雲が切れるようにひいていきました。
打ち合わせの思い出
託児が欲しかった・・・(涙)
打合せの段階には5才になっていた長女はよくがんばってくれましたが、
1才児の長男はいつも母いらずなのに、不慣れな事務所に長時間寝転がされていると、必ず抱っこ星人に。
大泣きの長男を抱っこして打合せ。おんぶして打合せ。授乳しては打合せ。朝から晩まで打合せ。
時には弁当プラス離乳食も持参で。結構、、、いや、かなり辛かったです。
しかし、それもこれも楽しい新居での暮らしをイメージすることで、エイヤッと乗り切りました。
もうろうとして何度も同じ質問をしてしまう私たちにイヤな顔ひとつせず、
どこまでも付き合ってくれ、ポンポンと素敵な提案をしてくれた森井さん、溝口さんに心から感謝します。
ありがとうございました。
本契約
やったー、長かったー、本当に建つんだー。喜びもつかの間。
あの「姉歯事件」をご存知ですか?
あの事件後に改正された建築法の関係で、
木造3階建てのわが家はなっかなか建築認可が下りないのです。
既に旧い家は取り壊し、更地になった土地を見に行っては
本当に建つのだろうかと不安でいっぱいに。
おまけに、ただでさえ新築に比べて
さまざまな費用が二重にかかっているのに、
工期が遅れるという事はそのまま金銭的な負担として
施主にのしかかってくるのです。
約40日かかってやっと認可が下りる。
早速、地鎮祭を執り行う日。
朝からドシャ降り!!そりゃないよー。
と思っていたら、なんと式が始まるやパァーッと青空が広がり、
陽が射して、おまけに祭壇には美しいアゲハ蝶が舞い、小鳥のさえずりも!!
なんだかやっと運が向いてきましたよ!
不思議なことに、式の後片付けが終わるや、またドシャ降りに。
「雨降って地固まる」まさにわが家を表しているではありませんか。
しかし、その後も「雨」は降るのです。
地面を掘り出したら、大きな岩盤が出るわ出るわ。工期がまた遅れることに。
西側のり面の強度不足で地盤改良。またお金が・・・。基礎は家の要。
わかってはいるものの、毎日のように現場を見に行っているのに、ほとんど工事が進んでいるように見えない・・・。
上棟式
その前後は、見る間に柱が立ち、2階ができ、屋根があがり。
現場に行くのがとても楽しみで、そして見る度に姿を現す我が家にやっとここまで来たんだと実感。
ふるふると感動にふるえる妻。仕事が忙しくて週末にしかゆっくり現場に行けない夫には、
ブログの「現場の小森くん」の実況中継はかなり好評でした。
これまで何十枚と読ませていただいてきたOBの皆さんの「住まいのレシピ」。
今、私たちがこの原稿を書いているのだととても不思議な気持ちがします。
やっと、やっと、やっと、やっとここまで来たのだなぁ。
これからが本当の意味での家
づくりです。
今年で長女6才、長男3才。4人家族はまだ始まったばかり。
夫婦共に地方出身の私たち。
これからはこのコスモの家で、子供たちの「実家」を作っていきたいと思います。
決して華美でもなく、豪華でもない。
でも、地に足の着いた、家族団らんと手仕事、家仕事のある家。
何にも変えられないぜいたくな時間を、過ごしていこうと思っています。
これから家づくりをされる方へ
消費者の購買意欲をかきたてるためのプロによる絶妙なイメージ広告や、
「家の大きさ=豊かで幸せな暮らし」という〝常識〟に惑わされずにゆっくりじっくり
「我が家流」の暮らしをイメージして下さい。
イメージが具体的であればあるほど夢は簡単に叶うと思いますよ!!
それから、同居する家族(両親や子供たち)の希望は勿論大切です。
でもその前に、夫婦がどう暮らしていきたいか、が何よりも重要。
その核を固めてから、プランを練れるといいかもしれません。
私たち夫婦の激しいバトルは、家づくりにおいても、その後の人生においても、
とてもよい実を結ぶと確信しています。
そして最後に、もしご縁があるのならば、みなさんがこの一生懸命でアツい
コスモのスタッフと思い描く以上の夢を叶えていかれることをお祈り致します。
これまで、私たちに新居を公開してくださったOB、OGの皆様、
コスモホームスタッフの並々ならぬご助力、
家族みんなの協力に心から感謝を申し上げます。
そして、どうぞこれからもよろしくお願い致します。