2023/03/03
子供の未来をつくる家１
皆さまこんにちは。コスモホームの鈴木です。
「誰のために、何のために、なぜ家を建てるのか?」
この質問こそ、家を建てる目的になります。
家を建てる目的があってこそ、ブレなく真っ直ぐに進むことができます。
土地の問題、お金の問題、建築時期の問題、色々な問題がありますが、
家を建てるそもそもの目的がはっきりしていると、迷わず最善な選択を選ぶことができます。
今回は、「子供も選択する。」の意味についてお話ししたいと思います。
家づくりは通常、大人が中心となって決めていきます。
なぜなら、限られた予算の中で暮らしの在り方を考え、バランス良く整理していく必要があるからです。
しかし、私がここで伝えたいことは、子供にも決める選択を与えてほしいということです。
ほとんどの場合、子供抜きで家づくりの打ち合わせが進みますが、私は子供中心に進めていった方が良いと思っています。
なぜなら、家づくりのほとんどは子供が成長したタイミングで建てるからです。
それは、子供の成長と育つ環境に大きな意味があるからではないでしょうか？
例えば、
「今までは子供部屋が無かったから、子供が勉強できる部屋を与えたい」とか
「子供が自立するようにしたい」など、子供に対しての思いがあるから家を建てたいと思うのではないでしょうか。
しかし、子供は勉強したいから新しい家に住みたいなどあまり思ってはいません。
自分自身も幼少期の時、勉強したいから部屋が欲しいと思ったことはありません。
皆さまも、考えてみてください。子供はどんな暮らしを、どんな空間を、どんな子供部屋を望んでいるのでしょうか?
初めての、自分の居場所が手に入ったら何を考えるのでしょうか?
そして、何をしたいのでしょうか?
私の場合、大好きな漫画の本に囲まれて、誰にも邪魔されず漫画を読みたいと思っていました。
それが、その時の幸せであり、ワクワクが止まりませんでした。
子供にとって、家を建てることは人生においてとても楽しい大きな出来事です。
一生の記憶に残り、これからの人生で役立つ体験になると思います。
だから、子供にも選択させること。
例えば、勉強嫌いな子供でも、自分の勉強コーナーを書斎と置き換え、好きにデザインしても良いと伝えたら、どんな書斎をデザインするのでしょう?
また、そのデザインした書斎が現実的に形となったら、そこでどんな勉強をするのでしょう?
きっと、学校から帰ってきたら真っ先に自分の書斎にいきたくなるのではないかと思います。
また、大人でも、自分だけの居場所が出来れば嬉しいものです。
子供時代の暮らしは、大人になる前の大事な時間です。
私も、特別な環境で育ちました。
それは、小学校3年生の時から自分の部屋を自分でリフォームしていたことです。
家の隣に倉庫があり、大工道具がたくさん置いてあるような環境だったので、好きな場所に棚を取り付けたり、壁にすだれを貼り付けて、南国風にアレンジしてみたり照明器具も自分で増やして、壁に取り付けました。
自分の部屋を模様替えすることは、凄くテンションが上がります。
皆さんも、子供の頃を思い出してみてください。
あの時に自分の部屋や居場所を好きに考えなさいと親に言われたら、何をしたと思いますか?
子供の未来をつくるのは、子供自身です。
家づくりは、子供の未来をつくります。
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