2025/09/04
住宅ローン金利2025|初めての家づくりで知っておきたい基礎知識
目次
マイホーム購入を考え始めたら|住宅ローン金利の基本と2025年の最新動向
はじめに
「そろそろマイホームを…」と考えたとき、まず気になるのが 住宅ローン です。
住宅ローンの中でも特に大切なのが「金利」。わずか0.1%の違いでも、35年という長い返済期間では数百万円の差につながることもあります。
でも、初めての人にとっては…
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固定金利と変動金利ってどう違うの?
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今って金利は高いの?低いの?
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将来の金利って上がるの?下がるの?
など、疑問や不安が尽きませんよね。
この記事では、マイホーム購入を検討し始めた方に向けて、住宅ローン金利の基本から2025年の最新動向、そしてライフスタイル別の選び方までをわかりやすく解説します。
住宅ローン金利の基本を知ろう
住宅ローンには大きく分けて「変動金利」「固定金利」「固定期間選択型」の3種類があります。
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変動金利
半年ごとに金利が見直されるタイプ。初期金利が低く設定されるため返済額を抑えやすい一方、将来的に金利が上昇すれば返済額が増えるリスクがあります。 -
固定金利(全期間固定)
契約時の金利が完済までずっと続くタイプ。返済額が一定で安心感がありますが、最初に適用される金利は変動より高めです。 -
固定期間選択型
「10年固定」など一定期間だけ金利を固定し、その後は再度固定か変動を選べるタイプ。ライフイベントに合わせて柔軟に対応できるのがメリットです。
👉 まずは「金利の種類と特徴」を理解することが、住宅ローン選びの第一歩です。
2025年の住宅ローン金利はどうなっている?
2025年現在、日本の住宅ローン金利は依然として歴史的に低い水準ですが、少しずつ上昇傾向が見られます。
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変動金利:0.8%前後(数年前までは0.3〜0.5%台)
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固定金利(10年固定):1.2〜1.6%程度
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全期間固定(フラット35):1.5〜1.7%前後
つまり、「今はまだ低金利の時代」ではありますが、過去30年間の金利推移を振り返ると、バブル期には5%を超えていた時代もありました。
👉 そう考えると、現在の水準は依然として“お得”ですが、将来に備えた選択が欠かせません。
今後、住宅ローン金利は上がる?下がる?
誰も正確に予測はできませんが、専門家の見方としては次の2つのシナリオがあります。
金利が上がる可能性
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日銀が長期の金融緩和政策を見直す
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物価上昇(インフレ)を抑えるために政策金利が引き上げられる
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世界的な金利上昇が日本にも影響する
金利が下がる/横ばいの可能性
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景気の停滞により低金利政策が続く
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世界経済の不安定要因から、安全資産として国債需要が増える
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日銀が景気を支えるため、低金利を維持する
👉 どちらに転ぶかは不透明。だからこそ「自分たちのライフプランに合った金利タイプ」を選ぶことが重要です。
固定金利と変動金利、どちらを選ぶべき?
変動金利が向いている人
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共働きで収入が安定している
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将来、繰り上げ返済を積極的にする予定がある
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「少しでも返済額を減らしたい」と考えている
固定金利が向いている人
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子育てや教育費など将来の支出が大きくなる見込みがある
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借入額が大きく、返済額が一定のほうが安心できる
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「金利の変化に振り回されたくない」と思う人
固定期間選択型が向いている人
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「子どもが小さい10年は安心して固定にしたい」など、ライフイベントに合わせたい人
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将来の金利動向を見ながら柔軟に選択したい人
借り換えはどう考える?
まだ先の話かもしれませんが、住宅ローンは「借り換え」も可能です。
たとえば金利差が0.3%以上ある場合や、借入残高が1,000万円以上・残り10年以上ある場合は、借り換えによって返済総額を数百万円単位で減らせることもあります。
👉 ただし諸費用もかかるため、「借り換えは総額で得かどうか」で判断するのがポイントです。
家づくりとセットで考える住宅ローン
住宅ローン金利に目が行きがちですが、大切なのは「家計全体で無理なく返せる計画を立てること」です。
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年収に対して返済負担率は25〜30%以内が安心
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「借りられる額」ではなく「返せる額」で考える
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建築費や諸費用、将来の修繕費なども見込む
👉 工務店の私たちも「家を建てること」より「安心して暮らし続けられること」を大切にしています。ローン選びはその第一歩です。
まとめ
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2025年現在、変動金利は0.8%前後で推移
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固定と変動、それぞれにメリットとデメリットがある
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将来の金利動向は読めないからこそ「ライフスタイルに合った選び方」が重要
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家づくりはローンも含めて「暮らし全体の資金計画」として考えるべき
マイホーム購入は大きな一歩ですが、正しい知識を持つことで不安は小さくなります。
住宅ローン金利の基本を理解して、自分と家族に合った選択をしていきましょう。