2025/05/22
金利0.8%の今、35年ローンで後悔しないために考えたいこと
こんにちは、コスモホームの和田です。
家を建てる上で、切っても切り離せないのが
「住宅ローン」のこと。
「35年ローンって長すぎない?」
「本当に払いきれるのかな…」と、
不安を感じる方も多いと思います。
さらに最近は、「金利が上がるかもしれない」
というニュースも耳にするようになりました。
そこで今回は、金利0.8%で35年ローンを組んだ場合の支払いシミュレーションと、月々の返済額がどう変わるかについて具体的にお伝えします。
加えて、「じゃあ、どうすればいいの?」という行動のヒントも
まとめていますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
「たった0.1%の金利差」で、返済額はどう変わる?
以下は、金利0.8%→0.9%へ変動した場合の比較表です(35年ローンで計算)。
金利がわずか0.1%上がっただけで、月々の支払いがどれくらい変わるのかを見てみましょう。
借入額(万円) | 金利0.80% 月々返済額 | 金利0.90% 月々返済額 | 月額の差額 |
---|---|---|---|
2,000万円 | 約 54,612 円 | 約 55,530 円 | +918 円 |
2,500万円 | 約 68,265 円 | 約 69,412 円 | +1,147 円 |
3,000万円 | 約 81,918 円 | 約 83,295 円 | +1,377 円 |
3,500万円 | 約 95,571 円 | 約 97,177 円 | +1,606 円 |
4,000万円 | 約 109,224 円 | 約 111,060 円 | +1,835 円 |
→ 月々900〜1,800円の差でも、35年では38〜77万円以上の差になります。
“ほんの少しの金利差”が、
長期的には家計に大きなインパクトを与えることがわかります。
「借りられる額」より「返し続けられる額」が大事
住宅ローンは、“借りられる額”が大きく見えてしまいがちです。
でも本当に大切なのは、
35年間、無理なく返し続けられるかどうか。
-
子どもが成長したときの教育費
-
車の買い替えや修繕費
-
親の介護や、ライフスタイルの変化 など…
“今”だけでなく、
“将来の暮らし”まで見据えることが、安心の第一歩です。
知っておきたい「住宅ローン控除」の話
住宅ローンには、13年間、所得税や住民税の一部が戻ってくる
「住宅ローン控除」という制度があります。
たとえば、借入残高が3,000万円なら、
年間最大約21万円が還付されるケースもあり、
13年間で250万円以上の還付を受けられる場合もあります。
ただし、この制度は
「ずっと続くわけではない」
「控除額も年々減っていく」ため、
“控除がなくても返せる”資金計画をベースに考えておくことが安心です。
35年ローンを“安心して続ける”ためにできること
長い住宅ローンを無理なく返済していくためには、家づくりの段階で「余白を持つ」工夫が大切です。
具体的には、次の3つの視点がポイントです。
✅ 1. 金利の低いうちに、見直しておく
今は低金利時代ですが、
金利が上がり始めてからでは手遅れになることもあります。
「この金利なら返せる」と思えるうちに、借入額や返済計画を見直しておくのもひとつの手です。
例えば、現在0.9%の金利でローンを組むと、月々1,000円の差でも35年間で40万円以上の差になります。
これが1.5%、2.0%になった場合、返済額はさらに増加します。
見直しのポイント:
-
繰り上げ返済を視野に入れておく(元本を減らすことで利息負担が減る)
-
固定金利と変動金利の選択肢を再確認する
-
家計全体で“金利上昇に耐えられるか”を試算しておく
✅ 2. 借入額は「将来の暮らし」から逆算する
家づくりは、「今の暮らし」だけでなく、「将来の暮らし」を
見据えることが大切です。
たとえば、
「子どもが大学に入る頃に、教育費と住宅ローンが重なっても払えるか?」
という視点は非常に重要です。
具体的には:
-
大学入学から卒業までの教育費(年間100〜200万円)
-
車の買い替えや修繕費(10年ごとに100〜200万円)
-
両親の介護や医療費の負担
これらを考慮して、“今”ではなく“未来”の余裕を持たせた借入額を設定することで、
将来の家計に無理が生じにくくなります。
✅ 3. “削る”より“選ぶ”
設備や素材にかけるコストをただ“削る”のではなく、
「ここは大切にしたい」「ここはあとでもいい」と
自分たちにとっての“優先順位”をつけることが後悔のない選択につながります。
例えば:
-
キッチンやバスルームは長く使うから質を重視
-
外壁や屋根は、メンテナンス費用を考慮して耐久性を優先
-
家具やインテリアは後からでも追加・変更しやすいアイテムを選ぶ
“削る”ではなく、“選ぶ”ことで、“満足感”と“コスト”のバランスがとれる
家づくりになります。
「じゃあ、どうすればいいの?」行動のステップ
▶ 1. 月々「いくらまでなら安心か?」を家計から出してみる
👉 まずは家計の見直しから。
固定費、教育費、保険、貯金などを整理し、
“ローンに回せる金額”の限界を把握しましょう。
そのうえで、「余裕をもって払える額」と「ギリギリの額」の差を
見極めることが大切です。
ポイント:
-
食費や水道光熱費など、固定費の見直し
-
教育費(習い事や進学費用)の見込み
-
将来の車検や保険料の増減を考慮
▶ 2. ライフイベントを“年表”に書き出してみる
👉 入学、車検、親の定年、結婚…など、将来の大きなイベントを
年表にして可視化すると、
「この時期は出費が重なるかも」と事前に気づけます。
例:
-
子どもが小学校入学(7歳)→ 中学(13歳)→ 大学入学(18歳)
-
車の買い替え(10年ごと)
-
両親の定年(60〜65歳)
-
退職後の住み替えや介護費用
こうしたイベントを踏まえたうえで、今の借入額が将来的に負担にならないかどうかを見直すことが大切です。
▶ 3. 不安な金利や制度はプロに聞いてOK
👉 金利シミュレーションや控除制度の活用方法など、「聞いた方が早い」ことも多いです。
特に、変動金利と固定金利の選び方や、繰り上げ返済のタイミングは、
専門家に相談することで安心感が得られます。
オススメはやはりプロに確認してもらいながらが良いですね。。。
ファイナンシャルプランナーを入れると保険の見直しで、
結局、保険の費用が増えるのでは。。。という声も多くいただきます。
意外と保険料下がるケースも見られるのと、
住宅ローンの中に団体信用生命保険もありますので、
一度見直しもオススメです。
上記の2つも、プロの方に聞きながら行うことができますので、
ぜひ一度ファイナンシャルプランナーの方に相談して、
今の生活水準で、ローン以外の趣味などにもお金を回せてかつ
住宅ローンが無理なくお支払いできる額を確認すると良いかと思います!
質問例:
-
今の金利が1%上がった場合、月々の返済額はどう変わる?
-
繰り上げ返済でどれだけ利息を節約できる?
-
控除が受けられる条件や、期間はどうなっているか?
こうした事前の確認が、将来的なリスクを減らす大きなステップになります。
最後に|35年ローンは、“未来の暮らし”を守るための設計
住宅ローンは、ただの借金ではなく、
未来の暮らしをつくる“時間の設計”でもあります。
「今の収入で払えるか?」よりも、
「10年後も、30年後も無理なく払えるか?」という視点が、
きっと暮らしを支える強さになります。
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