一級建築士のひとりごと
2023/04/27
【土地の活かし方】斜めに建っている家を見たことはありませんか？
設計リーダーの森井です。
今日は配置計画の話です。
奥行きがあまりない敷地の場合2台駐車スペースを設けると、薄っぺらい建物になったり庭が取れなくなったりします。その場合は敷地に対して建物を斜めに配置するといいことがあります。
敷地一杯に家を建てずに、敷地に余白をつくることが大切です。
日照や通風、植栽、隣家の目線、景観、屋根のソーラー集熱効率などを検討して配置計画をします。
配置を斜めにしますと4か所の三角スペースが出来上がります。空いた敷地を庭にしていく。そして、そこにつながる部屋の窓の位置などを工夫して、庭とのつながりをもたせていくと敷地の活用に無駄がなくなります。三角のスペースですので見方によると奥行きが深い部分ができます。シンボルツリーなども植えやすいです。
その応用的な考えでコスモホームのモデルハウスは計画しています。家の周りに余白をつくる事で北側の庭もできるし明るい部屋にもできます。南庭と北庭でつながる空間は風もよく抜けます。
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