2019/12/07
子育て世代の家づくり②
子育て世代の家づくり②
こんにちは、住まいづくりアドバイザーの深谷です。
段々と寒さが増してまいりましたが、
みなさま体調などお気をつけ下さい。
前回に引き続きまして話題は「子育て世代の家づくりです。」
さて、大切なわが子が引きこもりになったらどうしましょう?
アレルギーと共に、一昔前までは、
引き込こもりやニートなど、あまり耳にしませんでした。
実は、知らず知らずに家族同士が接点を持ちにくく、
引きこもりを促してしまうような間取りの条件がたくさんある様です。
なんと犯罪者の家の間取りを視察して書いた著書も世の中には存在します。
リスクは常にあるものですが、
事前に防ぐ方法があれば皆さんに知っておいて頂きたいと思います。
また、それらを防ぐ責任は親にあるとも過言ではないでしょうか。
家づくりにおいて
「間取りは家族のかたちが投影されている」と言います。
我々は間取りを考える際に、
部屋の数やサイズばかりを気にせずに、
まず“その家でどんな生活を送り、
家族でどのような時間を過ごしたいか?”を考えて頂きます。
家をつくろうと考えては駄目です!
視点を変えて、どんな暮らしがしたいのかをベースに
ご家族で話し合い考えていかなければ、
本当に住み良い家はつくれません。
もちろん、我々の様な建てる側の人間が、
上記の内容を熟知している事は大前提です。
可変性のある間取りで、
大きなリフォームなしで間取りを変更しやすいようにしたり、
子供が小さな時は広いスペースで子育てし、
子供の成長に合わせて段階的に個室を与えるなど、
大切なのは家族とのかかわりあいを考慮した家づくりと言う点です。
それには普段から子供とよく向かい合っている事が大切ですね。
一生住む家の間取りで、その家族の性格や未来が変わってしまう、
間取りの意味は想像以上に影響が大きいのです、
ちょっと怖がらせてしまい申し訳ありませんが、
子供の未来を考えた家づくりの大切な事です。