2008/07/21
日々の暮らしにほどよい家
二人目が生まれて・・・
結婚と同時に社宅に入居。
そんなに長く住むつもりではなかったのに気がついたら七年、子供も二人になっていました。
もともと狭い社宅がどんどん狭くなっていき、それまで〝家〟について考えなかった主人が、
「実は気になるマンションがあるんだけど・・・」と言い出し、見に行くことに。
「間取りは自分で選べることができるが、
電車や道路は自分では作れない」が主人の持論。
その当時は、立地が比較的良いマンションをよく見ていました。
しかし、古い社宅(since1973)に住んでいる私たちには、
最新の住宅設備の整った部屋は眩しすぎて
「果たして、ここでどう生活していくのだろうか?」と考え込むほどでした。
それでも、条件面でベターなところを見つけ、(特に主人は)買う気マンマンでしたが、
しばらくたってそのマンションを訪ねてみたところ・・・、〝売却済み〟になっていました。
それで主人の気持ちは急速に冷め、とりあえず、すぐにマンションを買う話はなくなり、
ゆっくり考えていこうということになりました。
とはいえ、主人はいったんのめり込んだらどんどん夢中になる典型的なB型。
毎日、パソコンに向かってはいろいろ調べる日々が続きました。
本屋での出会い
ある時、近所の本屋で〝「あたり前の家」がなぜつくれないのか?〟という本が主人の目にとまったそうです。
結局その場では本を購入しなかったのですが、数日後、たまたまテレビのニュースで
高樹沙耶さんの家の特集があり、その番組内で「あたり前の家」の本が紹介されていました。
具体的にどうすればよいかという明確な回答が書いてあるわけではないのですが、
「こんな方法もありますよ」的なアドバイスがとても好印象だったので早速、
本を購入し、あっという間に読んでしまいました。
その本の中の「パッシブソーラー」という考え方が気になり、
いろいろ調べていくうちに、コスモホームさんにたどり着いたのです。
ホームページは、好印象ではあったものの、マンションの時の営業の方のイメージと、
土地もないのに工務店に行っても良いのか?という思いがあり、気が進みませんでした。
エコショップで、雑貨を見て帰るなら、としぶしぶ出かけた日、
たまたま「住まい教室」が行なわれており、
深谷さんと森井さんにお目にかかることができたのでした。
今までのレシピや写真などを見せてもらい、「素敵な家だなぁ」なんてぼんやり思い、
でも他人事のように「いいなぁ、すごいなぁ」としかまだ思えませんでした。
はじめての見学会
そして、初めての見学会。
とても風が気持ちよかったのが印象的でした。
落ち着けるサイズに、シンプルだけど使いやすく考えられた設備。
いつまでも長居したくなるような心地よい家。
「私たちもこんな家に住めたらいいな。」
土地も予算もないくせに、そんな夢を見るようになって、一大決心をしたのでした。
土地探し
そこで、いざ土地を探すことになったのでしたが、数々の問題が待ち構えていました。
ある不動産屋さんでは、
「そんな条件の人はずっと探していなさい。
いつまで経っても見つかりませんよ」と言われたり、
別の所では「土地を探している」と伝えても延々と自前の建売の話しかしてくれないなど、
とても厳しい現実を知り、落ち込むことに・・・。
状況を打開しようと、エリアを広げてみたものの、
どこも簡単には見つからない状況は変わらず、日に日に焦る主人。
「大丈夫、何とかなる。」と私。
深谷さんにも、遠くの不動産屋さんにまで足を運んでいただいたりして、
その節は、本当にありがとうございました。
家づくり
そうこうして、何とか土地も見つかり、はじめて迎えた打合せ。
提示されたのは606ベース、10坪の小さな家でした。
「もう少し大きいほうが・・・」という思いがしばらくは消えませんでした。
でも、そのおかげで、これからの暮らし方について考えるきっかけとなり、
必要なもの、あったらいいけどなくてもよいもの、今の暮らしを振り返り、
私たちにとって、ちょうどいいのではないか、と思うようになりました。
細かな点については、ある程度希望を伝えれば、
森井さんがいいようにしてくれる、との思いで進めていきました。
主人一人で行なった打合せ。
帰ってきたら、バルコニーが倍ほど大きくなっていました。ちょっとビックリ!!
後日、「これどうやって使えば・・・」と聞く私に
「何でもできます!(ニヤッ)」と森井さん。
どうやって使うかは未定ですが、気持ちの良い空間になりそうです。
森井さん、溝口さんのおかげで、小さいけれど収納いっぱい工夫いっぱいの家ができたと思います。
最後に
こうして振り返ると、すべてが絶妙なタイミングでここまで来ていたんだなぁ、と改めて思います。
こんなに早くマイホームが建てられるなんて思ってもいませんでした。
これも、コスモホームさんの皆さんのおかげです。
本当にありがとうございました。